ヤマトゥガー




階段を下り、岩の割れ目の道を通ります。



岩の間から空を見上げると、ソテツの木々がこちらを見下ろしていました。




割れ目を抜けると、大きな洞穴の中に、ボロボロになった古いコンクリートの建物を見つけます。




同じく、近くにコンクリートの古い構造物があります。




崖にコンクリートが塗られて、文字が彫ってあります。
「1959年高等弁務官資金により本工事施工す。着工1959年 竣工1960年6月30日」

ここは、ヤマトゥガーと呼ばれる湧き水の泉を利用した簡易水道設備の跡で、1959年に、当時沖縄を統治していた米国民政府の最高長官であった高等弁務官から資金を得て作られた様です。 洞窟内の建物はポンプ室、近くの構造物は水タンクです。




50年近くを経ようとしていますが、あのボロボロのコンクリートの建物内に、当時の動力ポンプ、ヤンマーディーゼルH1B型機が残ります。




 
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